“face the music”
【自分の言動や行為に対して罪や報いを受ける】
今回の例は、ダイアローグを通して実際の英会話で使えるフレーズを学んでいく内容です。
★Joe: Calm down. 「ジョー、落ち着けよ」
☆Ken: How can I calm down, Ken? My sister got in a car accident.
Her license was suspended. She’s gonna be arrested.
「どうやって落ち着けばいいんだよ、ケン? 妹が車の事故にあったんだ。
免許停止中だったから、逮捕されるかもしれないんだ」
★Joe: Where is she now? 「彼女は今どこにいる?」
☆Ken: She is talking to the police officer. I don’t want to see her being arrested.
「警察官と話しているよ。妹が逮捕されるところなんて見たくないんだ」
★Joe: She has to face the music, Ken. Go there and be with her.
「ケン、彼女は自分の行為に責任をとらなくちゃいけないんだ。今すぐ現場に行って、彼女のそばにいてやれ」
☆Ken: Can you come with me? 「一緒に来てくれる?」
▲ 「drive on a suspended license」は、文字通り「免許停止中に運転する」という意味です。
※ 交通ルールに違反して事故を起こすと、大変なことになるので注意が必要ですね。
▲ また、アメリカのドラマや映画でおなじみの番組『Cops』では、逮捕の際に警察官が必ず伝えなければならないセンテンスが出てきます。
警察官がその場で全文を暗記している場合もありますが、覚えきれないときは紙を取り出して読み上げるシーンも見受けられます。
このセンテンスは「Miranda Warning(ミランダ警告)」と呼ばれ、数十年前にアメリカの最高裁で決定されたものです。
たとえ言い方が州によって多少異なる場合もありますが、内容はほぼ同じです。
例として、よく耳にするフレーズを以下にご紹介します:
“You have the right to remain silent.”
「あなたには黙秘権があります」
“Anything you say can and will be used against you in a court of law.”
「あなたの供述は法廷で不利な証拠として使われる可能性があります」
“You have the right to have an attorney present during questioning.”
「質問の際、弁護士の同席を要求する権利があります」
“If you cannot afford an attorney, one will be appointed for you.”
「もし弁護士を雇う経済的余裕がなければ、公選弁護士が付けられます」
これらのセンテンスは、逮捕時に必ず告知される大切な権利に関するものです。
アメリカの映画やテレビ番組で何度か耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
以上、今回の英会話例とその背景知識についての解説でした。英語の表現や文化的背景を理解することで、より実践的な英会話が身につくはずです!